
それは突然起こった。
Steamに新しいゲームをインストールしようとDドライブを選択すると、なぜか反応しない。選択すること自体はできるが、なぜかDドライブに設定することができない。アプリの問題かな?と思ってSteamを再起動しても治らない。
こういう場合はたいていパソコン側の不具合が多い。ここは余裕を持って再起動。すると…PC内のデバイスとドライブからDドライブが消えた。慌ててディスクの管理画面を開くと…やっぱりDドライブが消えている。
いやいやいや、ちょっと待て。ちょっと待ってくれ。ついさっきまで「あった」じゃないか。Cドライブにゲームを入れていたから容量がキツくなって削除していったけど、それもこれも「Dドライブに予備があるから」という前提があったから削除できたんだ。ここで死なれるのはかなりマズイ。
…それから数時間。
パソコンショップにSATAケーブルを買いに行って交換したり、電源コードを別のに繋ぎなおしたり、マザボの別のSATAに接続してみたり、そのたびにBIOSやディスクの管理を見てみるも…やっぱりダメだった。SSDが反応しない、しかしこうやってパソコンが動いている以上、やはりSSDそのものが壊れた可能性が高い。
一番ショックだったのはデータが消えたことではなくて、まして新しく買い直す必要性じゃなくて、何のデータが消えたのか全然思い出せないことだった。
写真とかはあった気がするな。でもどんな?
イラストの資料がたくさんあったな。でもどんな?
あとで使えそうな資料とかいっぱい入れていたな。でもどんな?
自分は貧乏ミニマリスト。物理的なモノの数は同世代よりかは少ないだろう。それに自分はあまりスマホの中に写真を残しておくのが好きじゃないし、定期的にアプリや余分なファイルを削除している。たとえデータであっても雑多なのは好きじゃなくて、デジタルな意味でもミニマリスト気質があった。マイクラのチェストとかも綺麗にしたいタイプだ。やったことないけど。
だけど、このDドライブだけは違った。とりあえずなんでもかんでもバンバン入れておく、いわゆる「ガラクタ箱」のそれに近かった。500GBという、当時からすれば大容量のこの「倉庫」に、なんでもかんでも詰めていった。ここだけは意味もなく、ただただ雑多なだけだった。
そんなガラクタ箱が一夜にしてなくなった。そしてなくなった「モノたち」もたいして覚えていない。つまり、「そういうこと」なのだろう。自分の中で記憶に残らない、大切だと思っていないものばかりが入っていたのだろう。だから喪失感よりも何が入っていたのか思い出せないことに虚無感を覚えたのだ。
しかし、パソコンを使っていてバックアップをもたないのはさすがに不用心がすぎる。ので、次のAmazonプライムセールでそれなりのSSDを買う予定。今はメモリはもちろんSSDも高騰しているけど仕方がない。
以上、貧乏ミニマリストが強制デジタル断捨離したお話でした。

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