習慣化で「もったいない」は長続きしない

今自分の中で習慣化したいことがいくつかある。
読書だったり、運動だったり、創作だったり⋯あるいは「やめたい習慣を『やめる』という習慣」も含めるとたくさんある。
そんな習慣化において今自分が一番大事にしているのが「せっかく習慣化したい行動をとったんだから、一気にやらないともったいない」という思考を辞めることだ。

かつて自分もあった。
家に帰る。ゴロゴロしたい。ベッドにダイブしてずっとスマホをいじっていたい。そんな気持ちと体に鞭打って近くの公園までトレーニング。一通りのメニューをこなすも、「せっかくあの素晴らしい快適な空間から抜け出して辛く厳しいことにチャレンジしているのだから、ここで帰ってしまうのはあまりにももったいない!」と思う。ここが最大の問題点だ。

本来の目的は「筋トレを習慣にすること」なのに、途中から「せっかく来たから元を取る」という目的にすり替わってしまっている。この時点で脳の評価軸が変わっている。

ここで起きている問題は

  • 1回の負荷が大きくなる
  • 疲労が増える
  • 次回のハードルが上がる

つまり、「続けるための設計」から「1回で回収する設計」へ変わってしまっていた。
これは習慣化とは真逆の方向だ。

習慣化の初期は「回数(頻度)>質(強度)」が鉄則。
ここで「もったいない」を入れると、

  • 頻度 ↓
  • 強度 ↑

になりやすい。結果として、続かなくなる。

ここでの「もったいない」はサンクコスト効果に近い思考だ。
すでに払ったコスト(外に出たこと)を理由に、さらにコスト(時間・体力)を追加してしまう。しかし合理的には、「外に出た時点で目的は達成されている」と考えるほうが、習慣には有利なのだ。

ならばどうするのが良いか。
習慣初期は他の本でも散々言われているとおり、「物足りない」で終わるのがよいと思ってる。
「まだできる、でもやめる。」この状態で終えると、

  • 次への抵抗が減る
  • 再現性が高くなる
  • ドーパミン的にも「またやりたい」が残る

というメリットがある。

さらに、ここは自分で微調整するしかないのだが、自分にとって「ほんの少しだけ挑戦的であること」も重要だと感じている。
サンクコスト効果に引っ張られすぎて難しくしすぎる、最初から全力で飛ばしてしまうと達成感よりも辛さ苦しさが上回って絶対に続かなくなる。かといって簡単すぎると「こんな簡単なことをやったって意味ない」「こんなやってもやらなくてもいいレベルのことならやる必要ない」となってしまいがちで、逆に達成感がないのだ。
だからこそ、「ほんの少しだけ挑戦」してみて、「お、自分なかなかやるやん??」となればまた続けたいという欲求が出てくる。

「もったいない」は、努力を最大化する思考であって、習慣を最大化する思考ではない。
とくに習慣化したいこと、習慣化初期段階においては「やりすぎる勇気より、やめる勇気」の方がよっぽど価値がある。

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今回は習慣化にたいして「もったいない思考は”もったいない”」というお話でした。
とくに自分のような「最初ッから全部回収したい!!!最初ッから完璧にやりたい!!!100%からのスタートだ!!!」という欲求が強いとなおさら。

いやいや、ちょっと待て!今年の自分のテーマは「試行錯誤」だったはず。
だったら最初から完璧にとらわれず、今日続けたことだけにフォーカスしよう。

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