お金がなくても、ちゃんと暮らせる理由

お金がなくても、ちゃんと暮らせる理由

私の毎月の収入は10万円前後。年収に換算すると120万円あるかないか。
この数字は厚生労働省が発表した「貧困線」を下回る数字。

それでも、なんとか生活していくことができる。
それはしっかりと「自分軸」があるからです。

では「自分軸」とはなにか?
それは、「誰かに勧められたから」ではなく、「自分が落ち着くから選ぶ」感覚のこと。
つまり、「他人の正解」より「自分の正解」を基準にすることです。

私の場合は、30歳を過ぎた今でもぬいぐるみが好きです。
小さい頃からぬいぐるみが好きでした。
でも小学6年のとき、友達に「まだぬいぐるみで遊んでるの?」と言われたのがショックで、心を閉ざしてしまった。

それでも今は違います。
「ぬいぐるみが好きです」と堂々と言える。
可愛いものが好き——その気持ちはずっと変わらない。

ギリギリの暮らしが教えてくれたこと

かつて無職時代に不必要なものはすべて売り払って生活していました。
生きるための、文字通り「本気の断捨離」。
このように強制的な断捨離経験をしたことで、「なにが必要(不必要)か?」「なにが好き(嫌い)か?」の目を養うトレーニングになりました。

これがもし「他人軸」だったら?
この人が「これは絶対に買い!」といったものが、自分にとって無用の長物だったら?
あの人が「これは絶対捨てろ!」といったものが、自分にとって心の安らぎになっていたら?

生活をするための、生きるための、文字通り「本気の断捨離」。
この経験を通して学んだのは、「必要なものを決めるのは、自分の心の静けさ」ということです。
——たとえば、同じモノでも“あると落ち着くもの”は残していい。
「少なくすること」より、「落ち着くこと」を基準にすればいいんです。

お金があったあの頃よりも、お金が無い今のほうが幸せ

無職になる前はそれなりに収入はありました。
ですが、あの頃の自分は「他人軸」で生きていた。なにをするにも自分はいつも置いてけぼり。だから、なにをしても満たされない。

何をすればいいのかわからない。
何がしたいのかわからない。
何が好きなのかすらわからない。

それが今、ミニマリズムを通して「自分軸」を取り戻した。
自分は何が好きなのか?何がしたいのか?それがわかって生きることは、本当に幸せなことだと思います。

お金がない、しかし自分がある
数字だけ見れば、私はお金がないギリギリ系ミニマリスト。
だけど、しっかりと「自分軸」を持っている。

もし今、読んでいるあなたが“何を大切にすればいいのか”迷っているなら、
まずは今日、いちばん安心する行動を選んでください。
それがあなたの軸の始まりです。

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