この数年間、美容に関してずーーーっと適当&最低限だった。
髪を切るのは2ヶ月に1回、1000円カット。当然ワックスなんてつけないし、眉毛はいじらずボッサボサ。
顔は洗顔料を使わずにぬるま湯のみ。化粧水は持ってるけど忘れることも多数。なんなら付け忘れたことすら気づかない。
リップクリームなんて夏はもちろん冬でもほぼ使わない。持っていても忘れて塗らない。冬なんだからこんなもんでしょ、と。
それが手荒れがひどくなって、ハンドクリームが手放せなくなってからガラリと変わった。
37歳にして美容に気を使い始めたのだ。
ハンドケアから始まり、手が荒れるなら唇も…唇も荒れるなら肌も…髪型って大事だし超久しぶりにヘアサロンへ行ってみようか…そういえば人生で1回ぐらい眉毛サロンに行ってみたいな…顔って一番注目が集まる部分だしな…。
どんどんどんどんやってみたいことが増えていった。そしてそのたびに感動した。
何年ぶりかのヘアサロンでカットしてもらったとき、ワックスなしでも十分カッコよくなることにめちゃくちゃ感動した。
人生初めての眉毛サロンに行って、女性陣に大好評だった。
顔を洗ったあとにオールイワンジェルを塗るのを忘れなくなった。
青ひげ隠しのためのBBクリームなんて初めて塗った。
色がついたリップクリームなんてあんの!?口紅と何が違うの!?とその存在にびっくりした。

私はお金がない。まごうことなきギリギリの生活。
本来ならばそこまで美容に気を使う必要もないし、試さないとわからないとはいえ、いくつもハンドクリームを持っているのは本末転倒に見えるかもしれない。
だけど、朝身支度するときに、自分に合った歯ブラシとお気に入りのオーラルケアでブラッシングして、きれいにヒゲを剃ったあとに顔を洗ってBBクリームを塗って、ヘアサロンで教えてくれた自分の髪型と髪質に合ったワックスで髪型を整えて、最後にリップクリームを塗る。
そうすると、不思議と「よし!今日もやるぞ!」という気分になってくるのだ。気合が入るというか、自信が湧いてくるというか、そんな感じ。
あの頃はあの頃でちょうど良かったのかもしれない。
見た目を気にする余裕はない。それよりも中身を磨かなければならない、と。
だけど、見た目を整えることは自分の想像以上に「自分を大切に扱ってあげる感」がとても強く、ああ今まで自分を雑に扱ってきたんだなあと実感した。
ミニマリズムゆえに、自分を蔑ろにしてきたのではないか?とすら思えた。
でも今は少しだけ余裕ができた。
今はこれまで知らなかったという反動があったからか、正直散財が多くなってしまっている。たぶんまだまだこの気持ちは続くだろう。
だからここはいっそ開き直って、今を楽しもうと思ってる。
なにより、自分のために。


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