私のやりたいことリストの一つに「興味があったけど観る機会をダラダラと失った作品をちゃんと観る」というのがある。
その候補にあがったのがこれ。

そう、ラブライブ!だ。
正確にはラブライブ!はある程度知っている。なぜなら私の友達がラブライバーだったからだ。だからなんとなーくキャラクターは知ってるし、なんなら友達と一緒に部分的に観たこともある。
だけど、ちゃんと観るのは今回が初めて。マジの初めて。
じゃあなぜ今更になって観ようと思ったのかというと、去年の7月に富士山へ登りに行ったときのことだ。
富士山から下山し、その足でラブライブ!の聖地である静岡県は沼津市へ遊びに行った。

いやーーーマジですっごい!!駅の看板?がラブライブ!じゃん!!

いたるところにラブライブ!のアイドルたちがいる。ここで「なんとなく機会を逃していたけど、自分はちゃんとラブライブ!を観てみたい」という気持ちが再燃した。まあ結局半年以上経って今観ているわけだけど。

ラブライブ!にはシリーズが多い。
こういうのって新規の身としてはひじょーに腰が重くなる要素の一つ。同じような理由でウルトラマンとか仮面ライダーとかガンダムとかワンピースとか、そこらへんはまっっったく手がつけられない。
だけど、初代である「μ’s」だけはちゃんと観たい。このままだと一生ちゃんと観ないまま死んでしまう。そんな後悔はしたくない。

ということで、ちゃんと観るためにDMMプレミアムに加入!
ドリンクも用意した!メモ帳も用意した!さあ観るぞ!
第1話「叶え!私たちの夢——」

唐突ですが、自分は20年近くアイマスをやっているので、冒頭の3人の絵を見ると自然と「信号機」を連想してしまうんですね。あーこの子が赤でこの子が黄でこの子が青ね、みたいな。
あとなんとなく気づいてはいたけど、後半のシーンでこの3人が幼馴染みということを初めて知りました。これだけでも観た価値あった。
廃校にショックを受ける穂乃果。でも自分たちが卒業するまではあるらしい→良かった!!
…よくなくない???
これでも一応ラブライブ!の設定は大まかには把握していて(というかあらすじにも書いてる)、「廃校を阻止するためにアイドル部を設立する」という理由なのだが…いやまあそれとこれとは別か。
というか、なぜ穂乃果は廃校阻止に躍起になってるんだろう?
彼女のおばあちゃんも、お母さんも、そして自分も通っているから?1年以上過ごしているから愛着が湧いたから?友達がいるから?現時点では「この学校じゃなきゃダメ!!」という、明確な理由が見当たらない。なのに廃校を阻止しようとあれこれ考えている。
自分とか学校とか地域とかに全く愛着がないタイプなので、こうやって「学校のためになんとかしよう!」と思って行動できるのってマジで尊敬できる。それも自分のためじゃない。天使か??
しかも見様見真似でダンスの練習までして、失敗しても「難しいな~もう1回!」って。自分とは真逆すぎる。真逆すぎて辛い。なんでこんなに天真爛漫なんだ。どうしてこんなに前向きなんだ。やっぱ天使だわ。

そしてこのEDの画角!!これは後々増えていくやつだ!!最後は全員で踊るやつだ!!俺知ってる!!もし違ったら木の下に埋めて貰っても構わないよ!!
とりあえず3人でアイドル部を始めることになったわけだけど…ここからどんな流れになっていくのかが楽しみすぎる。

ちなみに、作中で唇の描写や爪の色トレスが綺麗だなーって思いました。この頃からアニメは全く観ていなかったので、当時はどんな描き方が流行っていたのかはさっぱりわからないけど。
第2話「アイドルを始めよう!」

自分、真姫ちゃん好きになっていいすか??
いやーこのねえー「できないんでしょ??」と煽られたらムキになってやり返すあたりがたまんねえっすわ。絵にかいたようなプライドが高い感じ。第1話でアイドル活動に興味があるけど素直になれないところもいい!
あと「発展途上」なのも個人的に高ポイントです。何がとは言わん。
穂乃果ちゃん、もうプロデューサーやん??
しかもトーク力も半端ない。真姫ちゃんの「アイドルってチャラチャラしてる。遊んでるみたい。」という否定的な意見に対して「うん、そうだよね。」と肯定する。学校のためにと本気で活動している。それを否定されたのに笑顔で肯定する。どんなメンタルの強さだ。
それを相手もまさか肯定されるなんて思ってないからそこで食いつく。興味を持つ。話を聞いてしまう。もう君プロデューサーでええよ。
ラストで曲が完成するシーンはとてもいい。
今まで五里霧中で闇雲で進んでいて、しかも生徒会長からも指摘が入って「本当にこれでいいんだろうか…??」と悩んでいるところに出来た、μ’sのオリジナル曲。
この「点と点がつながってできた、小さいだけど確かに形あるもの」ってめっちゃモチベーションが湧くんですよね。筋トレとか創作とかそうじゃないですか。最初はよくわかんないけど始めてみて、でも進んでるのか後退しているのかもよくわかんなくて不安になって、だけどちょっと筋肉ついてきた?とか感想をもらうとか。そういう小さな「肯定」があると「お、なんかいいじゃん」ってなる。
まだ第2話まで観た感想ですが、ラブライブ!ってテーマのひとつに「創作」もあるよなーと感じました。
凡人の自分からすると、創作って楽しい部分もある一方でケッコーしんどかったりするんですよね。別にゼロから作るわけでもないけど、だけど反対にパクリになってしまわないだろうか?とか他の競合他社がいるのに自分なんかが…とか。年を取ると特にそうで余計なことばっかり考えちゃう。そして思考だけがぐるぐる回って手を動かさない、行動できない、結局何もできないし変わらない。
そして彼女たちもまたアイドル部を作っている。ジャンルは違えど自分と同じ「創作」だ。だけど1人じゃない。彼女たちには仲間がいる。これをやりたい!という人がいて、作詞する人がいて、衣装を考える人がいて、作曲する人がいて。目的や目標のために一緒にやってくれる人がいるって本当に尊いなって思いました。すごく雑な感想なんですけど。

あとアイドル名募集の箱に入れたのは誰なのか?
これも結構手が込んでますよね。「白い紙にボールペンで書いて半分に折って入れる」とかじゃなくて、ピンクの紙を丁寧に折り紙して入れる。しかも字も綺麗だしなんだか筆ペンっぽい感じ。ちゃんと思いが詰まってる。
なんとなくではあるけど、この手紙を入れたのはメガネをかけた1年生の子じゃないかなーと予想しておきます。
第3話「ファーストライブ」
この回はμ’s初のライブ回。1ヶ月前に立ち上げたばかりのアイドル部の初ライブ。もう嫌な予感しかしない。観る前から胃がキリキリする。ハラハラする。もう耐えられない。
回を追うごとに海未の性格が判明していくのが面白い。
海未ちゃんって結構現実主義で、やると決めたからにはちゃんとやり遂げたいという責任感もあって、穂乃果やことりに説得されて結局巻き込まれちゃう。なんか苦労人ポジみたいな。

…いや、もうわかってた。わかってましたよ。「こういう展開だ」って。ただ、予測可能回避不可ってやつで。
前回同様で創作活動って本当にしんどい部分がある。自分が投稿したイラストをSNSに流したら誰も反応しない。え??この界隈って自分だけしかおらんの??って。今の自分ができる精一杯のことをやった。でも反応がない。こんなんやってて意味あるんか??って。何度筆を折りかけたことか。というか一時期マジで折ってた。現実は非情でありこれが実情であり現状でもある。
そりゃ自分が無名なのはわかる。わかる。わかってるけど、どこかで期待している部分もかならずある。評価されなくてもいい。自分の頑張った成果を見てくれるって。でも観測者がいなければ、自分は存在しないのと同じだ。
やっぱり自分が作ったものって愛着がわくんですよね。時間をかけて、お金もかけて、名前もつけて、しかもそれがある程度認知されて、なおのこと愛着がわく。「自分が作ったものって世の中に認められてるんだ」って。
それを16歳の高校生が文字通り体を張って頑張った結果が観客ゼロという現実。あまりにも辛い。それでも気丈に「世の中そんなに甘くない」と振る舞う。だけどその表情は。観ていて辛くなる。たぶんビラ配りやリハを手伝ってくれたクラスメイトにも申し訳ない気持ちもあったかもしれない。

そこに0から1になる瞬間。メガネをかけた1年生の花陽。作中の描写を観る限り、μ’sの3人以外で最もアイドルに対して憧れがある感じ。
この「0と1」って文字通り別次元なんですよね。0と1の間には無数の数字があるけど、でも実際の「1」には叶わない。人間誰しもそうだと思うんですけど、自分に興味を持ってもらえるってめちゃくちゃ嬉しいもの。たとえそれが1人であっても。
そしてこの「1」も文字通りの数字じゃない。μ’sの今後を決定づける、運命を大きく左右する「1」。そういう意味では花陽はマジで救世主と行っても過言じゃない。
一通りライブを終えたあと、生徒会長から今後のことを聞かれたとき、ここで穂乃果が「廃校問題を解決するためにアイドルをやる」→「自分がやりたいからやる」に変化しているのが面白い。
メタ的な意味でここに今後のμ’sの9人が集結するわけですが、どうやって他の6人が集まってくるのか、めっちゃ楽しみでもある。
第4話「まきりんぱな」
タイトルにもあるとおり、今回は1年生組の回ですね。というか、OPで登場人物たちの組み合わせが学年ごとになってるってようやく気づきました。にこにーって3年生だったのね…初めて知ったよ…。

特に今回は花陽にクローズアップされている。前回も述べたとおり、劇中にて2年生組を除けばアイドルに対して一際強い思いを持っているのが花陽。
小学生の頃からアイドルになるのを夢見ていて、歌や振り付けも覚えるくらい。こういうのあるよね、好きだから自然と覚えちゃいましたっていう。
アイドルに対して憧れがある。だからこそ今の自分を見て「アイドルになれない」と思ってしまう。声が小さい、おどおどした性格…たとえ周囲から押されても「なれない、できない」と言ってしまう。
いや~~~もう本当に抱きしめてあげたい。
今俺はキモい言葉を言ったか??うるせえ!!本心だ!!俺は真姫の彼氏で花陽のお兄ちゃんだ!!
「自分ってどんな人間?」と判断評価するときに、自分でみる自分と他人からみる自分ってほぼ一致しないんですよ。花陽のことを凛が可愛いといっても、真姫が歌がうまいといっても、昔から夢見ていた自分のなりたい夢があっても。どんなに周囲が認めても、自分が望んでいても、それを塗りつぶしてしまうくらいの「自分が思う自分」。
ただ、別に「勇気がない子」っていうわけじゃないんですよね。
「もし自分がアイドルになったら一緒にアイドルやってくれる?」と、小さい頃から一緒にいるであろう凛すらも驚くようなことを言ったり、同じクラスメイトである真姫が落とした生徒手帳を拾ってそのまま机に置けばいいのに、わざわざ家まで出向いて届けに行ったり、そこで真姫に「あなたの歌のファンだ」と告白したり、偶然とはいえアイドルグループ「μ’s」のメンバーのお家に引き返さずにあがったり。妙なところで勇気や行動力がある。
ここでプロではないとはいえ「アイドル」と直接触れ合ったのが良かったんじゃないかなーと。穂乃果たちが実際にアイドル活動を始めてみて「理想と全然違った」と言ったように。彼女の中でも「こんな自分でもアイドルをやってもいいのかもしれない」という気持ちが芽生えたのかもしれない。だって目の前の「アイドル」が言ったのだから。
ここで穂乃果たちから「廃校阻止」のはの字も出てないのがまた面白い。
他にも凛と真姫の「事情」にも語られている。
凛が珍しくスカートを履いてきたら、男子にバカにされて着替えてしまうという過去。子供の頃に傷ついた言葉ってずっと残ってるし、それを回避するための行動がいつしか「習慣」になってしまうのはよくある話。
だけど同時に「スカートを履きたい=可愛い服を着てみたい」という欲求が少なからずある。でも誰にも見られたくない。過去の出来事があるから。だからこっそりと着る。それも電気もつけてない、暗い部屋で、たった1人で。
真姫もそう。母親との会話を見る限りでは、決して親子仲は悪くはない。「大学の医学部に行くこと」も、「病院を継ぐこと」も大きな不満やプレッシャーがあるようには見えない。あってもそうは感じさせない。
ただ、自分の音楽は高校までといったあとの、あの横顔。あまりにも美しすぎるし、あまりにも虚無的だし、あまりにも深すぎる。
穂乃果にスカウトされて、μ’sの作曲して、実際に練習やライブを見に行って、花陽からファンだと言われ、でも自分の将来は半ば決まっていて。そんな複雑極まりない感情をすべてないまぜにして出てきた言葉が、「応援してあげる」だった。
彼女たちに限らず私たちだってやりたいこと、やってみたいこと、なりたいものがあるはず。だけどそれを「じゃあやってみようか!」とやってみるのは本当に難しい。花陽や凛や真姫のように。軽々しく「やってみればいいじゃない」とは言えない。だって自分ができないのだから。「じゃああなたはどうなの?」と言われたら言葉に詰まってしまう。「私のことはいいの」というのが精一杯だ。
なんだろう。もっとこう、自分がやりたいと思ったことに素直になってもいいんじゃないかな?と彼女たちや自分に対しても思ってしまう。思えば冒頭で花陽は「西木野さんが向いている」と言っていた。自分がアイドルに興味があることを隠して。

ラストは2人が背中を押してくれたその1人が、そのまま2人に背中を押した形で返ってきた。「自分もやりたいことをやっていいんだ」と。
彼女たちはひとまず自分たちがやってみたいことをできたわけですが、じゃあ自分は一体どうなんだろう?と考えさせられた回でした。
第5話「にこ襲来」

出たわね。
にこにーは知ってる。もちろん名前だけだが。なんだったら「ラブライブ!の中でも名前が独り歩きしている人」ナンバーワンだと思ってる。特にあの「にっこにっこにー」とか。

雑な変装をしてアイドルを見に来たりするあたり、かなりのガチ勢にして重度のアイドルオタク。花陽とはまた別ベクトル。自ら「アイドル研究部」を立ち上げてスクールアイドルを始めるという、穂乃果たちにとって学年的にもアイドル的にも先輩という立場。
この一面が知ることが出来ただけでもラブライブ!を観て本気で良かったと思ってる。ミームで消化するにはあまりにももったいない。
あと真姫ちゃんの服装可愛すぎませんか???1人だけキャップかぶっておしゃれだし、パンツにブーツに足首の部分がルーズソックスめいている。マジおしゃれさん。
第6話「センターは誰だ?」
グループアイドルを語るうえで欠かせないのが「誰がリーダーなのか?」「誰がセンターなのか?」問題。といっても自分は実際のアイドルグループがどんなふうに決まってるのかまったくわかりませんが。

ただ、ここまで観てきた自分にとっては「穂乃果がリーダーでありセンターである」ということになんら違和感を感じませんでした。
センターに関してはともかく、μ’sを引っ張っていけるのは穂乃果以外にありえない。曲やダンスは作れても、「一緒にやろう!」とみんなを引っ張っていける存在はあまりにも大きい。
あと真姫ちゃんの髪をいじる手癖、めっちゃ可愛くないですか???
第7話「エリーチカ」

出たわね。
エリーチカ、その名は知っている。「賢い、可愛い、エリーチカ」の名前とともに。この人がそうだったのか!
…のだけれど、クレジットを観る限りでは「絢瀬絵里」で統一されている。エリーチカはあくまでも向こうでの呼び名なのだろうか。
幼少期、絵里はバレエを習っていたようで、実際コンクールに出場するほどの実力を有していたが、あと一歩のところで優勝を逃してしまう。
そして高校生になった今、スクールアイドルを「アイドルの真似事」「素人にしか見えない」とまで言い切る。たしかに後にバレエ時代の絵里を観た海未は「これまで自分達がやってきた事とは何だったんだ?」と思ってしまうほどの衝撃だった。
これまでの描写では、主人公穂乃果たちスクールアイドルと生徒会もとい絵里は事実上の対立関係にある。そしてあのμ’s初ライブ動画の「犯人」も判明した。明らかにイイ感じじゃない。
でも決して目の上のたんこぶって感じじゃないんですよね。鬱陶しい、邪魔だから潰してやる、そんな感じは一切しない。「あなたたちのやり方は認めない。自分のやり方が正しいんだ。」ということを証明したいようにすら感じる。「対抗心」に近いんですよね。
よく「好きの反対は無関心」なんて言うけどそれに近いのかもしれない。
そして唐突に明かされる「ラブライブ!」というイベント。え???ラブライブって大会の名前だったんですか???
ランキング上位者によって競われる、いうなればアイドルグループの甲子園といったところだろうか。
第8話「やりたいことは」
この回、ラブライブ!を観始めて初めてガチ泣きしました。

希は副生徒会長にして絵里の参謀みたいなポジションで、それでいて絵里の一番の理解者なんですよね。だから言う。
えりちは本当は何がしたいんやろう、って。えりちが頑張るのは、いつも誰かのためばっかりで。だから、いつもなにかを我慢してるようで。全然自分のことを考えてなくて。(中略)えりちの、えりちの本当にやりたいことは??
けど、その希ですら息を、言葉を飲むほどの絵里の言葉とその顔。

なによ…何とかしなくちゃいけないんだから…しょうがないじゃない!!
私だって、好きなことだけやってなんとかなるんだったらそうしたいわよ。
私が不器用なのはわかってる!!でも!!
今更アイドル始めようなんて…私が言えると思う?
自分のやりたいことをやって順調に結果を出していく穂乃果たちと、生徒会長という責任から空回りばかりしている自分。
「好きの反対は無関心」。いちいち突っかかっていくのは気にしている、気になっている証拠。
この一連のシーンを見た瞬間に自分の中で「あ」と思った瞬間になにかが崩れて、涙が止まらなかった。
思わず自分を重ねてしまった。いつも他人のことばかり考えて、自分のことは後回しにして、無駄に責任感があるから自分一人で背負って、自分がいなきゃやらなきゃいけないと思って。
絵里は好きなことやりたいことがあったけど、自分にはなかった。全くなかった。いや、正確にはあった。あったのだ。でも親に「これが好き」「これがやりたい」といっても否定され続けてきた。ずっと顔色を伺って生きてきた。親が認めてくれるものだけが「好きなこと」で「やりたいこと」だった。
だからここの希と絵里の会話は初代の第一期で一番好きなシーンです。とにかく魂が揺さぶられた、握られたシーン。ラブライブ!を視聴して本当に良かった。
あとμ’sの名付け親も判明。てっきりアイドルに関心が高い花陽かにこのどっちかだと思ってたけど、これは全くの想定外でした。というか、希のポジションってすごくかっこいい。バランサーというか仕掛け人というか。
第9話「ワンダーゾーン」
ここでことりのもう1つの顔が明らかに。まあ露骨に伏線は張られていたけども。
ここでことりが「2人についていってるだけ」と発言したのは興味深い。だから自分を変えるためにメイドのアルバイトを始めて「伝説のメイド」とまで呼ばれるほどの存在になっても、でも本質は何も変わってないと本人は思ってる。
花陽のときも言ったんですけど、「他人から見た自分」と「自分から見た自分」って天と地ほどの差があるんですよ。「2人についていってるだけ」の自分が「伝説のメイド」になっても、いつまでたっても「南ことり」であってそれ以下でもそれ以上でもない。
そんな彼女に作詞を頼むのはめちゃくちゃ骨が折れる話。なぜなら「南ことり」と「ミナリンスキー」は無意識に別人だと思ってるから。少なくとも「南ことり」に作詞を頼んでも難しい。
しかし、この街を愛してミナリンスキーになったのも、土台は「南ことり」がいたからこそ。その事実に気づいてからの作った「Wonder zone」は彼女にとって新しい発見だったんじゃないんでしょうか。
第10話「先輩禁止!」
やっぱりアイドルといったら水着回だよね!!いや、よくしらんけど。
希の声が一瞬だけ低くなる演出、めちゃくちゃ好き。いつも比較的高めのトーンで関西弁で飄々としていてつかみどころのない感じだけど、だからこそこの「マジ」な部分が刺さる。
第11話「最高のライブ」

ここで穂乃果が目に見えて暴走気味なのがハラハラする。夜遅くまで練習したり、唐突に振り付けを変えてみたり、雨が降る中でも自主練をしたり…。
ここで穂乃果がアイドルランキングを見ているのが非常に気になる。当時はどうだったかはわからないけど、現代では「SNSなどでいいね!欲しさに無茶をする行為」は問題視されている。自分の心がざわついたのがまさにこれ。「穂乃果はラブライブに出場するために、数字に執着してしまっているんじゃないか?」と。いやーほんとに現代病だと思う。
そして目に見えて周りが「見えなくなっている」。大切な友達であるはずのことりの様子に気づかない。「ライブ前だから」といって。もうライブのことしか頭に入ってない。
第12話「ともだち」

ここで「海未の口から」ことりの事情を話すのはあまりにも残酷すぎる。
なぜなら海未は知っていて、自分は知らされていないと言う構図。いくら自分が周りが見ていなかったとは言え、「(海未には話していて)自分には話してくれなかった=打ち明けてくれなかった=1番の友達だと思っていたのに相談してくれなかった」の構図になってしまっている。
ただ、ことりはことりで留学すると告白をするには、あまりにもタイミングが悪すぎた。学園祭前だから、穂乃果が倒れたから、ラブライブ出場を取りやめになって穂乃果が落ち込んでいるから…。
だから、ことりが買い物に行くといって穂乃果が一緒に行く!といったときが最後のチャンスだった。だけど言えなかった。せっかく立ち直ったところに、水を差してしまわないように。だって友達だから。

ことりがいなくなる、ラブライブの出場取りやめ、そして最後の砦「廃校問題」もなくなった。だから「スクールアイドルを辞める」と自暴自棄になるのも致し方ない。ここでギャグもシリアスもいける女、にこ先輩はさすがすぎる。
第13話「μ’s ミュージックスタート!」
ここでにこ先輩がきっぱりとアイドル像を語るの、かっこよすぎる。やっぱにこ先輩なんだよなあ…。
そして作中のことりの描写、そして海未の発言からもわかる通り、ことりは留学に対してあまり前向きではない。確かに自分の夢でもあるし、これは滅多にないチャンスだということもわかってる。「でも…」と。
ことりの部屋にきた海未が話をするときに、自分の本音を言わずに飲み込んでしまう。ことりから留学の話を聞いたときに、海未はなんと言ったのか、なんと答えたのかは定かではないが、きっと大きく自我を出さなかったんじゃないだろうか。だって友達だから。友達の将来を、人生を自分のワガママで振り回したくないから。今回のように。
もしかしたら、ことりは誰かに止めて欲しかったのかもしれない。だからこそ、穂乃果の「行かないで!!」というワガママかつストレートな言葉に惹かれたのかもしれない。

ここで「南ことりってどんな子なんだろう?」と考えたとき、実はあまり印象に残ってなかったんですよね。確かに「服飾担当」「伝説のメイド」という面はあるんですよ。でもハッキリとした性格が掴めないというか。つまり「目立たない子」であり、よく言えば誰にでも優しく接するできる子、悪く言えば争い事を避ける、優柔不断な子とも言える。あんまり自己肯定感や自己評価が高くないイメージがあって。自分のことよりも、相手の都合のことを考えてしまう。だから前回のことが起きたんじゃないかなと。
だからこそ、自分を引っ張ってくれる存在にものすごく憧れるんじゃないかなと。「一緒にやろう!」と言ってくれる存在に。海未と一緒で、自分の知らない世界に連れて行ってくれる存在に。
自分からしたらまだまだ子どもとはいえ、16歳の高校2年生が人生の大事な選択を友達の一言で決めるのは…と思うかもしれないけど、でもそこも含めて「等身大の女の子」って感じで。なにより本人も「自分の気持ち、わかっていたのに…」と言ってたあたり、どこか穂乃果に甘えていた部分もあるんじゃないかな。
当時このお話にはいろいろな意見があったみたいですが、自分は全然アリ派。
だって「一番の友達」から「一緒にアイドルやりたい!」って言われるんですよ??惚れるじゃん!!後ろ髪惹かれてるときにそんなこと言われちゃったらさあ!!「いつか違う夢に向かう時が来るとしても」さあ!!いうて16歳の子どもなんだから、「変わらない」を夢見たっていいじゃない!!ね!!なんかこの書き方だとダメ男に引っかかりそうだ。
ところで、海未が穂乃果に手を上げた理由に「穂乃果が自分の気持に嘘をついていたから」だったがけど、じゃあことりには…??大丈夫だよね…??いや、なんとなく…。

ラストは「スクールアイドルらしく」制服でライブを行って終了。いつかこの会場を満席にしたい、という夢を叶えて。
終わりに
ラブライブ!、本当に観てよかった。
この一言に尽きる。今まで観てこなかったことを後悔するレベル。だからこそ、今になって「全話観る」ということが達成できて良かった。
ラブライブ!、最高でした。

…え???ラブライブ!って2期あるんですか???
本当にアニメって観ないので「アニメ=12(13)話で終了」みたいなイメージがあったのでマジでびっくりした。いや、こんなにしっかり2期って書いてあるのに、全然見えてなかったんですよ。先入観ってマジで恐ろしい。
ということは、あともう1クール楽しめちゃうんですか!!??いいんですか!!??
ということで、今回は初代ラブライブ!第1期までの感想でした。第2期の感想は後編にて。

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