私には「やりたいことリスト」がある。
リストといってもちゃんとそれを書き記したノートやリストがあるわけでもないが、漠然とこう、ある、みたいな。そんな感じ。
その中のひとつに「ヘアサロンでパーマをかける」があった。
当然ながらパーマの存在を知っていた。なんだったら「こんな髪型にしたい」と言ったときに、「あーこれはパーマをあててるんで~」と何度か言われたこともある。
(え??こんななんの変哲もなさそうな髪型でパーマ??)あ~~~そうなんですか…。
こんなやり取りを幾度となく繰り返してきた。
そういうこともあって「予約するときにパーマが必要」→「お金もかかるしなんだか面倒くさそう」となって、いつも無難な髪型にしていた。1000円カットがいい例だ。1000円でいつだって「それっぽい」髪型にしてくれる。冒険はしない。非常に保守的だ。
しかし、自分もいい年になってきた。相変わらずお金はないが、1回パーマをかけただけで生活が困窮するほどではない。なにも今後髪を切るときは必ずパーマをしなきゃいけない、なんてことはない。とにかく「1回でいいからやってみたい」のだ。
人生いつなにがあるかわからない。たかだか1万円ちょっとのことで後悔したくない。「もっと早くパーマをやってみればよかったなあ…」といって終わりたくない。
ならば思い立ったが吉日。いい加減重い腰を上げてやるべきだ。
まずは事前調査。そもそもメンズカットにおける「パーマ」というものがいまいちわからない。
さっそくググってみると、ピンパーマ、波巻きパーマ、ツイストパーマ、スパイラルパーマ、ツイストスパイラルパーマ…多すぎるだろ!!
さらに髪型に合わせたパーマのスタイル?もあってめちゃくちゃ混乱する。
さらにさらに、これとは別にデジタルパーマとコスメパーマなるものまで出てくる。いや~~~もう正直お手上げですわ~~~!!
OK、とにかく状況を整理しよう。
私の髪型はいつもベリーショート。どんなに長くてもショートカット。
ショートヘアということは髪の毛の長さが短い。よってできるパーマの種類は限られてくる。
そして私はパーマ初心者。できれば大きく変わらないものがいい。一気にガラッと変えるよりも少し雰囲気を変える、そんな感じだ。
これらをスタイリストさんに相談した結果、現時点で自分にできるパーマがピンパーマしかないことがわかった。やっぱりプロに相談するのが一番。
それはそれでいい。とにかくやってみたい!という気持ちのほうが強い。
人生初めてのパーマ。見慣れていないから「似合わない」と思うのは百も承知。それ込みで「やってみたい!」のだ。
早速カットしてもらい、いよいよパーマをあてていく。
…のだが、肝心のやってもらっているときの心境とか、ピンパーマってこんな感じでやってるんだ~とか、そういうのはスタイリストさんと話すのに夢中になっててすっかり忘れていた。バカ!ウカツ!
挙句の果てに施術前の髪型の写真を取り忘れる始末。だめだこりゃ。

唯一撮った写真がこれ。へえ~~~こんなふうに巻いているんだな~と感心しきり。
ここで香ってくる薬剤がなんとも懐かしい。
かつて大学生時代はずーーーっと髪を染めていて、しかも当時はブリーチからのヘアカラーだったので髪にも頭皮にもよろしくない。
最終的にブリーチで色を抜いているときに頭皮がなにも感じなくなってきたので「さすがにこれはやばい」と思って、それ以来ヘアカラーの類や頭皮の刺激になるものは一切避けてきた。
それから十数年後。まさか自分がパーマをあてるようになるなんて。
人生、本当に本当に何があるかわからないものなんだなって。
施術から2時間後。ついに人生初のパーマが終了!
まず正直な感想だが、まず「似合ってないな」と。
これは当然。なぜなら人生初の自身のパーマ姿。単純に見慣れていないのだ。初めてハットをかぶったときやメガネをかけたときと一緒だ。
そして2つ目が「ピンパーマってゆるめだから初心者向けだって聞いたけど、なんかめっちゃかかってね??」である。
いくら初日だとしても、いや、これ結構「かかってる」ぞ…。よくも悪くも癖っ毛っぽさがマックスなのだ。これまで寝癖以外で直毛の姿しか見たことがなかったので、そりゃ違和感ありますって。
とはいえ失敗したとは全く思ってないし、かといって「人生のやりたいことリストのひとつにあったパーマをあてた!やったぜ!」みたいな大きなことを成し遂げた感もない。
パーマをあててみたいと思った。そして実際にやってみた。似合ってる似合ってないなんてカンケーない。もうこれだけで大満足。静かな、静かに満たされる感覚。この充足感。
ということで、私のやりたいことリストのひとつ「パーマをあててみる」をやってみた感想でした。
この調子でどんどんチャレンジしていきたいですね。

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